障害者手帳とは?等級判定の違いや申請方法。受けられるサービスをわかりやすく解説

障害者手帳 等級判定の違い 申請方法 受けられるサービス

目次

障害者手帳とは?種類は3種類?

障害者手帳とは、何らかの障害によって、日常生活に支援を必要とする方に対し、自治体から交付される手帳の総称です。

障害者手帳には、身体障害者手帳・精神障害者福祉保健手帳・療育手帳の3つの種類があります。

参考:厚生労働省「障害者手帳について

タイムちゃん
以下、手帳の種類の違いを見てみましょう!

身体障害者手帳

身体障害者福祉法の規定に基づき、一定の期間以上永続する身体上の障害を持った方に交付されます。

身体障害者手帳は、身体の機能に一定以上の障害があると認められた方に交付される手帳です。

原則、更新はありませんが、障害の状態が軽減されるなどの変化が予想される場合には、手帳の交付から一定期間を置いた後、再認定を実施することがあります。

身体障害者手帳制度は、身体障害者福祉法に基づき、都道府県、指定都市又は中核市において障害の認定や交付の事務が行われています。

身体障害者手帳の交付申請は、都道府県知事、指定都市市長又は中核市市長が指定する医師の診断書・意見書、身体に障害のある方の写真を用意し、お近くの福祉事務所又は市役所にて行います。

具体的な手続方法等については、お住まいの市町村の担当窓口にお問い合わせください。

引用:厚生労働省「障害者手帳について

障害名の記載方法については、傷病名(診断名)及び障害程度を簡潔かつ明瞭に記載することとなっていましたが、プライバシーへの配慮という観点から、以下のような障害種別のみの記載するようになっています。本人が希望する場合は詳細の記入をすることは問題ありません。

記載例
視力障害
視野障害
聴覚機能障害
平衡機能障害
音声・言語・そしゃく機能障害
上肢不自由
下肢不自由
体幹機能障害
上肢機能障害
移動機能障害
心臓機能障害
じん臓機能障害
呼吸器機能障害
ぼうこう又は直腸機能障害
小腸機能障害
免疫機能障害
肝臓機能障害

参考:厚生労働省「身体障害者手帳

身体障害は、日常生活に及ぼす支障度合いによって、7段階の障害程度等級に分けられます。(7級は手帳が発行されません)

なお、国が医療費助成制度の対象とする 「指定難病」をお持ちの方も、疾患の症状と医師の診断によっては、障害者手帳を取得できる場合があります。

キャリアくん
身体障害の7級は手帳が発行されないのですね…。
タイムちゃん
でも、7級の障害が異なる部位に重複する場合については、6級として手帳が発行されますよ。

療育手帳

療育手帳制度に基づき、児童相談所などにおいて知的障害であると判定された、原則18歳未満の方に交付されます。自治体によって名前が異なる場合もあります。

知的障害児・者への一貫した指導・相談を行うとともに、これらの者に対して各種の援助措置を受けやすくするため、児童相談所又は知的障害者更生相談所において知的障害と判定された者に対して、都道府県知事又は指定都市市長が交付する。

引用:厚生労働省「障害者手帳について
参考:厚生労働省「療育手帳の概要

障害の程度及び判定基準は以下の通りです。

■重度(A)の基準
① 知能指数が概ね35以下であって、次のいずれかに該当する者
・食事、着脱衣、排便及び洗面等日常生活の介助を必要とする。
・異食、興奮などの問題行動を有する。②知能指数が概ね50以下であって、盲、ろうあ、肢体不自由等を有する

■それ以外(B)の基準重度
(A)のもの以外

精神障害者保健福祉手帳

精神保健福祉法に基づき、一定期間以上精神疾患の状態にあって、日常生活に制限が必要な方に対して交付されます。

精神障害者保健福祉手帳は、一定程度の精神障害の状態にあることを認定するものです。

精神障害者の自立と社会参加の促進を図るため、手帳を持っている方々には、様々な支援策が講じられています。

精神障害者保健福祉手帳の等級は、精神疾患の状態と能力障害の状態の両面から総合的に判断され、1級から3級まであります。

引用:厚生労働省「障害者手帳について
参考:厚生労働省 「精神障害者保健福祉手帳

対象となるのは全ての精神障害で、次のようなものが含まれます。

統合失調症
うつ病、そううつ病などの気分障害
てんかん
薬物依存症
高次脳機能障害
発達障害(自閉症、学習障害、注意欠陥多動性障害等)
そのほかの精神疾患(ストレス関連障害等)

以上3種類の手帳の中でさらに障害の程度などに応じた等級がそれぞれに定められており、その等級に応じて受けられる支援やサービスの内容は異なってきます。

キャリアくん
受けられるサービスについては、この後ご紹介していきます!

障害手帳の有効期限について

障害者手帳には有効期限が設けられているのでしょうか?

「身体障害者手帳」と「療育手帳」には原則として有効期間はありませんが、「精神障害者保健福祉手帳」には2年間の有効期間があります。

また、症状の緩和・悪化など何かしらの変更が生じた場合は、等級の変更や手帳の返還となるケースもあるので、その際には必ず最寄りの施設で確認をしましょう。

再認定制度の対象になっている方は、指定された期日までに改めて診査を受ける必要があります。

再認定制度とは?

障害者手帳の交付にあたり、将来的に障害の程度に変化が起こる可能性がある場合については、都道府県知事が、再認定の期日を指定し、その期日までに障害程度を改めて診査必要があります。

検査の結果、症状に重大な変化が認められた場合には、新しい手帳を交付することになります。

障害の程度「重度/中度/軽度」とは?

障がいの程度と呼ばれる区分は何なのかについても簡単に触れておきます。

以下は、東京都福祉保健局 東京都心身障害者福祉センターの『愛の手帳について(愛の手帳Q&A)』の引用です。

キャリアくん
何だか難しいですね…。
タイムちゃん
私も読んでいて良く分からなくなってきました…。

手帳の程度(1度・2度・3度・4度)とは何ですか
知的障害の程度区分のことです。数字が小さいほど障害が重く、1度が最重度、2度が重度、3度が中度、4度が軽度の区分になっています。

障害の程度はどのように決めるのですか
「愛の手帳」の判定基準に基づいて、知能検査による知能指数(IQ)と日常生活の様子から、知的な障害の程度を総合的に判断して程度を決定しています。

1度(最重度)というのは、どのような状態ですか
以下の説明は18歳以上の場合です。児童については年齢に応じて異なった基準で度数を決定しますので、同じ度数でも年齢により異なった状態になります。

最重度とは、知能指数(IQ)がおおむね19以下で、生活全般にわたり常時個別的な援助が必要となります。
例えば、言葉でのやり取りやごく身近なことについての理解も難しく、意思表示はごく簡単なものに限られます。

上は判定基準の一部分について例示したものであり、最終的には総合判定により障害の程度が決められます。

2度(重度)というのは、どのような状態ですか
以下の説明は18歳以上の場合です。児童については年齢に応じて異なった基準で度数を決定しますので、同じ度数でも年齢により異なった状態になります。

重度とは、知能指数(IQ)がおおむね20から34で、社会生活をするには、個別的な援助が必要となります。
例えば、読み書きや計算は不得手ですが、単純な会話はできます。生活習慣になっていることであれば、言葉での指示を理解し、ごく身近なことについては、身振りや2語文程度の短い言葉で自ら表現することができます。日常生活では、個別的援助を必要とすることが多くなります。

上は判定基準の一部分について例示したものであり、最終的には総合判定により障害の程度が決められます。

3度(中度)というのは、どのような状態ですか
以下の説明は18歳以上の場合です。児童については年齢に応じて異なった基準で度数を決定しますので、同じ度数でも年齢により異なった状態になります。

中度とは、知能指数(IQ)がおおむね35から49で、何らかの援助のもとに社会生活が可能です。
例えば、ごく簡単な読み書き計算ができますが、それを生活場面で実際に使うのは困難です。具体的な事柄についての理解や簡単な日常会話はできますが、日常生活では声かけなどの配慮が必要です。

上は判定基準の一部分について例示したものであり、最終的には総合判定により障害の程度が決められます。

4度(軽度)というのは、どのような状態ですか
以下の説明は18歳以上の場合です。児童については年齢に応じて異なった基準で度数を決定しますので、同じ度数でも年齢により異なった状態になります。

軽度とは、知能指数(IQ)がおおむね50から75で、簡単な社会生活の決まりに従って行動することが可能です。
例えば、日常生活に差し支えない程度に身辺の事柄を理解できますが、新しい事態や時や場所に応じた対応は不十分です。
また、日常会話はできますが、抽象的な思考が不得手で、こみいった話は難しいです。

上は判定基準の一部分について例示したものであり、最終的には総合判定により障害の程度が決められます。

重度なら「A」とような感じの区分ですね。自治体によって明文化の定義はまちまちです。

厚生労働省の「障害者雇用実態調査」の区分のほうがシンプルに見えましたので、参考までにご覧ください。

重度身体障害者程度等級表の1級、2級
療育手帳で程度が「A」「1度」及び「2度」または障害者職業センターで重度知的障害者と判定された者
中度身体障害者程度等級表の3級、4級
軽度身体障害者程度等級表の5級、6級
タイムちゃん
こちらの方がわかりやすいですね♪

障害者手帳を保有していると受けられるサービス

障害種別・等級・在住の自治体・所得状況等に受けられる支援やサービスの内容が変わるのでご注意ください。

以下は、身体障害者手帳で受けられるサービスの一例です。

国税や地方税の控除または減免
医療費負担の軽減
公共交通機関など各種運賃や通行料の割引
障害者の生活支援を目的とした住宅リフォーム費の助成
郵便料金、NHK受信料、公共施設入館料など一部公共料金の減免または無償化
携帯電話の基本料金などの減免
補装具購入費の助成または支給
なお、療育手帳についても、補装具購入費の助成または支給を除き、身体障害者手帳とほぼ同様のサービスを受けることができます。
以下は、精神障害者保健福祉手帳で受けられるサービスの一例です。
税制の優遇措置
医療費負担の軽減
公共交通機関利用への支援や運賃の割引
生活資金の貸付
NHK受信料、公共施設入館料など、一部公共料金の減免
携帯電話の基本料金などの減免
とくにメリットが大きい優遇措置をみていきましょう。

税金の優遇

1級と2級または3級で、以下のように分かれます。

1級2級
所得税の控除40万円を控除27万円を控除
相続税の控除85歳に達するまでの年数1年につき20万円を控除85歳に達するまでの年数1年につき10万円を控除
贈与税の非課税 6,000万円まで非課税 3000万円まで非課税

参考:国税庁「障害者と税

キャリアくん
障がいの等級によって税制措置も異なります!

医療費負担の軽減

等級が1~2級の場合は、医療費助成があります。

なお、医療費の助成制度の名称は自治体により異なります。

名称例:「障害者医療費助成制度」、「精神障害者医療費助成制度」など

対象者や助成が適用される内容も自治体により異なります。詳しくは市区町村の障害福祉窓口に問い合わせてみてください。

(1)身体障害者手帳1級・2級の方(心臓・じん臓・呼吸器・ぼうこう・直腸・小腸・ヒト免疫不全ウイルスによる免疫・肝臓機能障害の内部障害については3級も含む。)

(2)愛の手帳1度・2度の方

(3)精神障害者保健福祉手帳1級の方

引用:東京都福祉保健局「心身障害者医療費助成制度(マル障)」

タイムちゃん
以下、主要な市区町村のHPです!

障害者手帳の種類、申請方法について

身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳は、それぞれ申請方法が異なります。詳細は各自治体のHPなどをご覧ください。

身体障害手帳

①お住いの市区町村の障害福祉窓口で「身体障害者手帳交付申請書」を受け取る。(公式ウェブサイトから申請書をダウンロードできる自治体もあります。

②医師に診断書(意見書)を書いてもらう。(所定の様式を渡しましょう)

③窓口に提出。必要書類は、診断書に加え、健康保険証、取得する本人の顔写真と個人番号カード(番号通知カード)、本人確認書類(パスポートや免許証など)などです。

④申請後、自治体での審査を経て、交付。期間として少なくとも約1ヶ月程度はかかります。

精神障害者保健福祉手帳

精神障害者保健福祉手帳も先述の身体障害者手帳と申請方法は似ています。注意点としては、初診から6か月経過しないと申請が出来ません。

①お住いの市区町村の障害福祉窓口で「精神障害者保健福祉手帳交付申請書」を受け取る。(公式ウェブサイトから申請書をダウンロードできる自治体もあります。

②医師に診断書(意見書)を書いてもらう。(所定の様式を渡しましょう)

③窓口に提出。必要書類は、診断書に加え、健康保険証、取得する本人の顔写真と個人番号カード(番号通知カード)、本人確認書類(パスポートや免許証など)などです。

④申請後、政令指定都市の精神保健福祉センターでの審査を経て交付。期間として少なくても約2ヶ月を要します。

療育手帳

①お住まいの市区町村の障害福祉窓口もしくは児童相談所で障害の程度判定の予約を申し込む

※18歳未満の場合は児童相談所、18歳以上の場合は知的障害者更生相談所(地域によって名称は異なる)で判定を行います。

②心理判定員・小児科医による面接や知能検査を実施

③判定結果に基づき、児童相談所、知的障害者更生相談所で審査が行われ、区分が決定

④申請後、政令指定都市の精神保健福祉センターでの審査を経て交付。期間として2~4ヶ月を要する場合が多いです。

⑤交付後は原則2年ごとに更新手続き

キャリアくん
障害者手帳の申請はなかなか時間がかかるのですね…大変そうです。
タイムちゃん
メリットも沢山ありますから、障害者手帳を取得しようとしている人は、まずは主治医やお近くの自治体に相談・確認するところからスタートしてください!
ここから先は、障害者雇用のマーケットや障害者の転職支援に強いエージェントサービスなどを解説していきます!

障害者雇用枠での就労は、職場での配慮などもあり安心して働ける!

ここから先は、障害者雇用枠の就職・転職マーケットについての解説をしていきます。

現在、手帳を申請中の方や、手帳取得に向けての準備をしている人などはぜひご覧ください!

まず、障害手帳を保有していることをオープンにして働くことのメリットを解説していきます。

障害者雇用枠で働くメリットは以下のようなものがあります。

・あなたの障害に対して働きやすい環境を準備してくれる
・就業時間や勤務日数などの配慮を受けることも可能
・法的に企業側の義務となっている法定雇用率に定められる障害者雇用枠での就業が可能
タイムちゃん
法定雇用率とは何なのでしょうね?
キャリアくん
聞いたことはあるけれども、詳しくはわからないです…。

■法定雇用率とは?

法定雇用率とは、障害のある人の雇用を促進するために民間企業や国などの事業主に義務づけられた、雇用しなければならない障害のある人の割合のことです。

従業員が一定数以上の規模の事業主は、従業員に占める障害者の割合を「法定雇用率」以上にする義務があります。

例えば、障害のある人の雇用率が2.2%の場合は「労働者45.5人以上に1人以上の割合で雇う」必要があることになります。

2018年4月より施行されている現行の法定雇用率は以下の通りです。
事業主区法定雇用率
民間企業2.2%
国・地方公共団体2.5%
都道府県などの教育委員会2.4%

 

事業主は、法定雇用率以上の雇用をする必要があり、法定雇用率を満たしていない会社は積極的に採用を行っています。

障がい者の定着率は1年で60%程度という現状…

障害をお持ちの方で就職・転職活動中の方は、色々な不安や悩みを抱えていらっしゃるようです。

『書類選考がなかなか通過しない…』、『面接が受からない…』、『転職をしても職場の理解が無くて長続きしない…』など等、悩みは人それぞですが、苦労されていらっしゃる方のほうが多い印象です。

障害者職業総合センターによる定着率のデータを一緒に見ていきましょう。

障害者職業総合センターの発表によると、障害者が転職した後の職場への定着率は約60%程度となっています。

細かな内訳をみると障害の種類により、大きく結果に差が出ていることがわかります。

発達障害と知的障害の方は約70%、身体障害の方は約60%、精神障害をお持ちの方は50%を下回る結果に!

出典:独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構 障害者職業総合センター発表「障害者の就業状況等に関する調査研究

キャリアくん
障害によって定着率が大きく異なる状況です。
タイムちゃん
障害をお持ちの方が長く勤めていくためには、自分自身の得意・不得意を企業側にしっかり理解してもらうことが重要なんです!

障害をお持ちの方が長く勤務するには、障害者の受け入れ実績が豊富で、一定の配慮をしてもらえる職場に勤めることが大切です。

1人で探すのではなく、職場環境などをリサーチしており、受入れ後も定期的にフォローをしてくれる障害者専門のエージェントを利用したほうがミスマッチがなく、早期離職などの失敗が減るはずです。

障害をお持ちの方の退職理由はどのようなものが多い?

障害をお持ちの方が会社を辞めたいと思う理由や退職した原因についても確認していきましょう。

障害をオープンにしている人と、クローズにしている人では多少悩みごとが変わっては来ますが、一般的に多い離職理由は以下のようなものになります。

・職場の雰囲気や人間関係が合わない、悪い
・お給料や報酬などが低い、割に合わない、納得いかない
・キャリアアップが見込めない、仕事内容が物足りない
・体力や意欲が続かない
・体調を崩して勤務が出来なくなった

まず、障害を隠して就職をした場合は、かなりの確率で早期離職という悲しい結果になっています。

中途採用で入社をすれば即戦力として結果を求められますから、それなりにプレッシャーやストレスがかかります。

周囲の人たちは、障害の症状を知らないわけですから、配慮も無ければ、遠慮もありません。

よほどの方ではない限り、人間関係や仕事内容に苦痛を感じ、体調を崩したりする可能性が大です。

障害手帳を保有していることをオープンにして、仕事を初めても1年で6割の方しか定着しない実態があるわけですから、新たな職場に移って仕事を続けることは簡単ではないのです…。

安定して就業出来る人になると、退職理由が少し変わってきて、仕事のやりがいや賃金面に対しての不満を抱く人も出てきます。

障害をお持ちの方が仕事を選ぶ際には、あらかじめ労働条件や職場の環境、あなたの業務内容やその難易度などをしっかりと確認し、自分の障害や適性にあったものを選択できるようにしないと早期で退職をする結末になりかねないということでしょうね!

求人探しは障がい者に専門特化したものを利用したほうがミスマッチが少ない

先述の通り、障害者雇用枠の就職・転職活動はミスマッチが起こることもありますし、選考の通過率もそんなに高くはありません。

自分1人で活動を進めるより、専門の転職エージェントを活用したほうが明らかに効率出来です。

当記事としては、障害手帳を保有していることをオープンにして、多少お給料や年収が下がったり、出世コースなどから外れたとしても、配慮した職場されながら、周囲の仲間からの支援を受けながら働くことが出来る環境を探すことをおススメします。

しかし、障害をお持ちの方の中でも、比較的症状が軽く一般の就労が可能なのではとご自身としては思う方もいらっしゃるかも知れませんが、後々就業が厳しくなったり、辛くなったりするするケースもありますので、一度障害をお持ちの方専門のエージェントに相談に行ってから、方向性を決めてみてはいかがでしょうか。ずっと隠し続けることは割とキツイと思います。

障害者雇用枠での就職活動においては、企業側は『障害者雇用率制度』に基づき、一定の割合で障害者を雇用する義務があります。

企業側が障害者を募集する際は、障害者専門の転職エージェントを利用することが多いです。エージェントに相談し、障害者雇用のカウントが現在足りていない企業を狙うだけで内定率が大きく高まります。

障害の種類によって就労割合が高い職種や就労時間などが異なる。向いている仕事はなに?

障害をお持ちの方が就職先を探す際には障害者の支援に特化をしたエージェントに相談したほうが失敗が少ないことはご理解頂けたかと思いますが、もう少しだけエージェントに相談をした方がミスマッチが減る理由を解説致します。

先に説明した厚生労働省のデータの中に、障害の種類毎の勤務時間数や就いている職種のデータがありましたのでそちらもあわせてご紹介します。

まず、障害の種類によって就業する職種の割合が大きく異なることが理解頂けると思います。

身体障害者は事務的職業が32.7%と最も多く、次は生産工程の職業で20.4%が続いています。

身体障害者の職業

知的障害者は生産工程の職業が37.8%と最も多く、サービスの職業が22.4%と2番目です。

知的障害の職業

精神障害者はサービスの職業が30.6%と最も多く、次は事務的な職業で25%です。

精神障害者の職業

発達障害者は販売の職業が39.1%と最も多く、次は事務的は職業が29.2%と続いています。

発達障害者の職業

障害の種類や就業先の会社の規模などによって、マッチングしやすい職種が異なってきます。あなたの障害の特性(得意なこと苦手なことなど)をしっかり就業先に伝えることが出来、ミスマッチのない職場を斡旋してくれる立場がエージェントなのです。
なお、就業時間についても障害毎に実は結構な違いがあるのです。

■労働時間(週所定労働時間)

【通常(週30時間以上)】
身体障害者は79.8%、知的障害者は65.5%、精神障害者は47.2%、発達障害者は59.8%

【週20時間以上30時間未満】
身体障害者は16.4%、知的障害者は31.4%、精神障害者は39.7%、発達障害者は35.1%

【週20時間未満】
身体障害者は3.4%、知的障害者は3.0%、精神障害者は13.0%、発達障害者は5.1%

タイムちゃん
適切な就業時間はとても大切です。過度なストレスや疲労を感じない最適な労働時間をエージェントや職場に相談することで、無理なく長く就業を続けることが出来る状態を作り上げていってください!

障害者の1ヶ月の平均賃金や平均年収はいくら位?障害の種類によって大きな差が…。

次は、障害者雇用枠の1ヶ月の平均賃金や平均年収などを一緒に見ていきましょう。

今回は、厚生労働省が公表した『平成30年度障害者雇用実態調査』のデータをもとに、障害をお持ちの方のお給料事情や雇用形態などの実態について解説していきます。

まず、主要産業の民営事業所で働く障害者の1ヶ月の平均賃金額は以下の通りです。

身体障害者20万4,000円
知的障害者11万4,000円
精神障害者12万2,000円
発達障害者12万3,000円

この後、解説しますが、正社員雇用の割合は決して高くはないため、賞与の支払いを受けている人はそんなに多くはないはずです。

その場合、上記の金額×12カ月分程度が年収額となりますから、150万円~250万円程度になると考えてもよさそうですね。

キャリアくん
障がいの種類によってお給料の額に結構差があるのですね…。
タイムちゃん
正社員として働いている人や労働時間数が障害の種類によって、かなりの違いがあるのです。
お持ちの障害の種類によって、平均月収に違いが出ています。この後は、雇用形態や労働時間などの実態を見ていきましょう。

障害者雇用はほとんどが契約社員(非正規)で正社員になるのは難しいの?

障害者雇用枠は非正規雇用(契約社員)で簡単には正社員にはなれないと聞きますが、それは本当でしょうか?

実際に障害をお持ちの方は、正規雇用(正社員)の比率があまり高くないことは既にご存知かも知れませんね。

ただ厳しい・簡単ではないということだけでは、少しいい加減な説明になるため、実際に正社員とそれ以外の雇用形態の割合を一緒に見ていきましょう。

厚生労働省の調査結果によると、まず従業員規模が5人以上の事業所に雇用されている障害者の数は約82万1,000人となっています。

その内訳をみると、正社員として雇用される方があまり多くは無いことをご理解いただけるはずです。

障害の種類雇用されている人数正社員の割合
身体障害者42万3,000人52.5%
精神障害者20万人25.5%
発達障害者3万9,000人22.7%
知的障害者18万9,000人19.8%

【出典】厚生労働省:平成30年度障害者雇用実態調査

調査対象は、常用労働者5人以上を雇用する民営事業所のうち、無作為に抽出した約9,200事業所が対象となっています。

約9,200の事業所に調査をして、実際に回収を得られた数は6,181事業所のようです。(回収率67.2%)

身体障害者の方のみが50%を超えており、それ以外の障害者の方は20%前後程度の厳しい現状です。

キャリアくん
身体障害の方で2人に1人位の割合ですね…。全体では4割に満たない位の数値です。

ここまでご覧いただき、障害をお持ちの方は職場環境や仕事内容のマッチングが大切なことをご理解いただけましたか?

ここから先は、障害をお持ちの方におすすめしたい転職エージェントをご紹介していきます。

転職エージェントとは?

まずは、転職活動自体をはじめておこなうという転職活動初心者向けに転職エージェントとは何かについて解説致します。

転職支援エージェントとは、専任のキャリアアドバイザーが転職・就職活動の始めから終わりまでを支援して頂けるサービスです。

別の名称としては人材紹介会社とも呼ばれ、厚生労働省の有料・無料職業紹介事業許可を得た会社や団体等がキャリア支援や職業紹介等の斡旋を行う事業形態になります。

転職エージェントのサービスは、無料で受けることができ、非公開の求人情報の提供や面接日程の調整などの企業への連絡等を代行して頂けるだけでなく、仕事内容の確認、 年収交渉や入社後のポジション調整、入社日の調整なども行って頂けるため、効率的に転職活動を進めることが出来ます。

中途採用の転職活動においては、企業側の採用要件とあなたのニーズがマッチングさせる必要があり、その精度が低い場合は再就職先を選ぶ際に失敗する可能性もゼロではありません。

転職活動は、専門のアドバイザーを活用して進めていった方がはるかに効率的でしょう。

 

タイムちゃん
今の職場で仕事が上手く行かなくて悩んでいたんだよね…。無料で相談できるんだ。
キャリアくん
転職エージェントは無料であなたのキャリアサポートをしてくれる嬉しい存在です!

 無料で転職相談が出来るって怪しくないの?あとあと、お金を請求されるようなことはないのか…心配。(20代女性)

※基本的には転職エージェントは無料です!(一部有料カウンセリングのサービスがありますが、元々有料である旨の記載があります)

転職エージェントは年齢や経験職種ごとに相談先が異なる

転職支援エージェントを利用する際には、年齢(サービスの種類によっては性別)やご経験職種やお持ちのスキルによって相談する先をわけていく方が効率が高まります。

例えば、医師や看護師、薬剤師、栄養士、保育士などの国家資格保有者や介護福祉業界、エンジニア(技術職)などは、それぞれの業界に精通した専門型のエージェントを活用したほうが、仕事内容への理解度も高く、非公開求人といわれる転職サイトなどには掲載をされていない求人情報などを多数保有している可能性が高いのです。

また、20代の既卒者やフリーター、ニート等のような社会人経験がない(浅い)方は、20代や未就業者に特化したエージェントを活用したほうが正社員として好条件の職場を探しやすくなります。

社会人歴2、3年程度の第二新卒と呼ばれるようは層も20代に専門特化したエージェントのほうがあなたのポテンシャルを重視して採用してくれる企業の求人を保有している可能性が高いです。

タイムちゃん
中途採用は、企業側が求めている採用要件があります。そこにマッチする求人に応募しないと成功率が上がらないのです!
キャリアくん
障害手帳を持つ方は、障害者に専門特化したエージェントを利用すると効率が上がります!

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障害者雇用バンク

『障害者雇用バンク』は障害者向けの求人情報サイト・就職支援エージェントです。(旧サービス名はエラビバ)

サービスの特徴としては、大手人気企業の障害者雇用枠の求人だけでなく、ハローワークで募集をしている障害者求人情報も掲載されているところです。障がい者求人で4,500以上と業界最大級です。

また、就職支援としてキャリアカウンセラーと電話・Web面談によるサポートも付いています。スマートフォンやPCがあれば、在宅(リモート)でも相談に応じてもらえることは嬉しいですね。

障害者を積極的に採用する企業の非公開求人の紹介はもちろん、履歴書添削、面接対策、入社後のフォローアップなどを丁寧に行って頂けます。

業界大手のエージェントとは一味違う、アナタの特性に合わせた手厚い支援を求める方におすすめです!

運営会社株式会社スペシフィック
公開求人数4,500社以上
利用地域一都三県(東京・神奈川・埼玉・千葉)、大阪

↓登録は無料で簡単です↓

エージェントサーナ(Agent Sana)

エージェント・サーナ

『エージェント・サーナ』は、障がい者の就職・転職支援に専門特化をして29年の経験・実績を持つ、信頼のおけるエージェントです。

長年に渡り築いてきた企業とのネットワークによる豊富な求人数と、培ってきたノウハウをもとに、障がい者の就職活動を全面的にバックアップしてくれます。面談から2ヶ月以内の内定率は60%以上と就職の成功事例も多数!

現状は、「内部障害」、「身体障害」の方の支援に特化しているようですが全国どの地域でも利用可能です。

求職者の方に直接お会いし、あなたの特徴をしっかりと把握し、どんな転職を実現したいかをじっくり話し合う時間を設けています。(コロナ禍ではWeb面談を強化中)

面談は、平日の夜や土曜日にも実施しており、現在お仕事中の方でも安心して相談することが出来ます。

運営会社株式会社イフ
公開求人数非公開
利用地域全国対応可

↓登録は無料で簡単です↓

アットジーピー(at GP)

アットジーピー(at GP)

『アットジーピー(at GP)』は、障がい者の就職・転職支援に専門特化をしたサービスです。

エージェント機能だけでなく、就労移行支援施設の運営なども手掛けており、あなたの体調や障害の種類に応じた就職支援を受けることが出来ます。また、一般的な転職支援だけでなく、障がい者アスリートやハイクラス、新卒学生なども手掛けています。

専任のキャリアアドバイザーによるキャリアカウンセリングで、あなたの希望を確認しながら、各々のニーズに合わせた非公開求人を紹介してくれます。

応募書類の添削から面接練習、給与などの条件交渉、入社後のアフターフォローまでを支援してくれますので、初めての就職・転職活動でも安心して利用できます。

運営会社株式会社ゼネラルパートナーズ
公開求人数約900社
利用地域全国対応可

↓登録は無料で簡単です↓

LITALICOワークス(リタリコ)

LITALICOワークス

『LITALICOワークス』は、再就職・転職を目指す障がい者の就労・雇用支援を行う就労移行支援事業所です。

全国約80ヶ所、累計8000名以上の支援実績があり、就労移行支援施設として急成長しています。

うつ病、統合失調症、ADHA、アスペルガーなど様々な症状の方が利用しており、9割以上の方が自己負担なく無料で支援を受けています。

就業に向けたトレーニングを積みつつ、再就職を目指せるため、中途障害の方や今すぐ正社員として勤務することには自信が無い方などは利用を検討してみてください。

対応が親身で丁寧と評判がよく、まだ障害手帳を取得していない人でも相談可能です。現在、就業に不安を抱えている方は気軽に相談に行ってみてください。

運営会社株式会社 LITALICO(LITALICO lnc.)
公開求人数非公開
利用地域全国対応可 ※地方都市などは支援が遠いところもあり

↓登録は無料で簡単です↓

Spring転職エージェント(ソーシャルパートナーズ)

Spring転職エージェント ソーシャルパートナーズ

Spring転職エージェントの『Social Partners(ソーシャルパートナーズ)』は人材業界大手企業のアデコグループが手掛ける障害者向けの就職支援エージェントです。

アデコは、スイスに本部を置く総合人材サービス企業で、世界60を超える国に5,000を越える拠点を構えています。

日本国内においても、転職支援サービス、派遣サービス、請負・アウトソーシングなど人材ビジネスの最前線で様々な企業の支援を手掛けてきているため、企業とのネットワークが強く、就職支援についても高いノウハウがあります。

グループ内に障がい者雇用促進を目的としたアデコビジネスサポート株式会社という特例子会社もあり、障害者雇用の支援においても高い専門性を有しています。

運営会社アデコ株式会社
公開求人数非公開
利用地域全国(九州エリア・福岡県OK)

↓登録は無料で簡単です↓

当ページでは、皆様に正しい情報をお伝えできるよう、公的機関など信頼性の高い情報源を可能な限り利用し、情報収集や確認をするようにしております。

【例】
厚生労働省:障害者雇用対策
厚生労働省:障害者福祉
厚生労働省:事業主の方へ
厚生労働省:障害者雇用実態調査
など

障害者手帳 等級判定の違い 申請方法 受けられるサービス
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>10代、20代など若者に『安心』と『ヨロコビ』を!

10代、20代など若者に『安心』と『ヨロコビ』を!

今よりも充実した社会人生活を過ごしたい、自己成長のための学びを続けていきたい!

でも、何をしたら良いのかわからない…今のままの自分には自信がない。

きっと、仕事、キャリア、恋愛、結婚や出産、学び、お金、カラダなど色々な悩みや不安があるはずです。

コロナ禍のいま、自分自身がどのように生きるべきなのか、漠然とした不安を感じている方が多いでしょう。

そんな大学生・大学院生・短大生・専門学校生などの新卒枠の就職活動中の方、20代、30代など若手の社会人の皆さんが、人生を豊かにするための情報や考え方をお届けし、アナタが小さな一歩を歩み始めるキッカケづくりをしていきます!

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