さまざまな病気の治療に用いられるプラセンタとは

医療機関では病気の治療にプラセンタが用いられることがあります。このプラセンタはサプリメントなどとして流通しているプラセンタとは、いったいどのような点が違っているのでしょうか。

医療用プラセンタは人由来

実は医療用に使用されているプラセンタは、人の胎盤から抽出されているものなのです。市販品は豚や馬などから抽出されていますから、材料そのものが違っているのです。

プラセンタの原料である胎盤は、赤ちゃんに酸素や栄養を供給する機関です。赤ちゃんを産んだあとは不要になるため、体外に排出されてしまいます。従来は医療廃棄物となっていたのですが、一部は妊婦さんの許可を得たうえで回収し、プラセンタなどの原料として使用されているのです。

いくら豚や馬のプラセンタの成分が人に近いといっても、人そのものではありません。人から抽出されている医療用プラセンタの効果が市販品よりも高いのは、ある意味当然と言っていいでしょう。

医療用プラセンタの注意点

医療用プラセンタは注射などによって投与されますが、使用に当たっては注意しなければならないことがあります。それは、輸血ができなくなることです。

これは脳神経が侵されるクロイツフェルト・ヤコブ病の感染リスクが否定できないためです。
現時点ではプラセンタ注射によるクロイツフェルト・ヤコブ病の発症事例は出ていませんが、クロイツフェルト・ヤコブ病のプリオンが含まれているかどうかは輸血時には分からないので、念のために禁止しているというわけです。
ちなみに、プラセンタのサプリを摂取している場合はこの限りではありません。

また、プラセンタの処方に健康保険が適用されるのは、肝機能障害と更年期障害の治療に限られているということです。

肌の美容や薄毛治療などに使用されるプラセンタは保険の適用外です。また、肝機能障害や更年期障害についても、医療機関によっては保険が適用されないケースがありますので、事前に調べておいた方がよさそうですね。