プラセンタとNGF

プラセンタには成長因子という、特定の細胞を活性化してくれる成分が含まれています。 そのうちのひとつに、NGF(神経成長因子)と呼ばれるものがあります。 このNGFは、いったいどのような働きを持っているのでしょうか。

交感神経の細胞を活性化させる

NGFは神経細胞を活性化させる働きを持っています。 とはいっても、すべての神経細胞を活性化させてくれるわけではありません。

ニワトリの交感神経細胞は培養液内に入れておいてもすぐダメになってしまいますが、NGF入りの培養液に入れておくと長期間持たせることができます。

ところが副交感神経細胞だと、培養液にNGFが入っていようがいまいが、全くと言っていいほど同じ結果になってしまいます。

このことから、NGFは交感神経の細胞を活性化させるのではないかとみられています。 自律神経失調症の多くは、恒常的なストレスなどによって交感神経が参ってしまうことで起きるものです。

プラセンタによってNGFを摂取することで交感神経細胞を活性化させられれば、交感神経の活力を取り戻すことが期待できるのです。

NGFは認知症にも効果あり?

現在、NGFは成長因子の中でも注目されているもののひとつです。 それは、認知症への効果が期待されているためです。

老化によって脳内のNGF生成量が減少すると、記憶力が低下してしまいます。 ここにNGFを与えることで記憶力が回復することが、動物実験で分かっているのです。

認知症の一種であるアルツハイマー病では、特定の脳神経が劣化することが分かっています。 NGFには、この脳神経の劣化を抑える働きもあることが分かっています。

こうした研究成果から、NGFが認知症治療に応用できないか、研究が進められているというわけです。

プラセンタに含まれているNGFは、実はこれほど重要な物質なのです。 プラセンタのNGFはそのまま脳に届くというわけではありませんが、脳内で生成されるNGFの原料にはなります。

若い頃から積極的にプラセンタを摂取することで、認知症になることを防止できるかもしれませんね。