プラセンタとプリン体の関係性

プラセンタは体にさまざまな良い効果をもたらしてくれるとされていますが、ある理由から摂取に不安を感じている人もいるのです。 それは「プリン体が含まれているから痛風予防には逆効果なのではないか」というものです。

プラセンタにプリン体が含まれている理由は?

プリン体とはDNA(デオキシリボ核酸)やRNA(リボ核酸)といった核酸の主成分です。 DNAは遺伝子の原料ですし、RNAは遺伝子情報を伝えるために欠かせないものですから、プリン体は体にとっては欠かせないものだと言っていいでしょう。

ではなぜプリン体が忌み嫌われているのかというと、尿酸の元にもなっているからです。

血中の尿酸値が上がりすぎると関節液内に尿酸結晶が生成され、強い痛みを感じるようになります。 これが痛風です。プリン体を多く摂取すると尿酸の生成量が増えるとされているため、プリン体が忌避されているのです。

そして、プラセンタの主成分のひとつは核酸で、プリン体もそれなりに含まれています。 これが「プラセンタが痛風を悪化させる」という説の根拠なのです。

プラセンタは痛風を悪化させない

ところが、最近になってこの説が間違いであることが分かってきました。 日本胎盤臨床研究会で、プラセンタに尿酸の生成を抑制する作用があるという研究結果が発表されたのです。

尿酸はプリン体がありさえすれば生成されるというものではなく、活性酸素の働きかけが必要になります。 プラセンタには活性ペプチドやビタミンC、Eといった、活性酸素の働きを抑える成分が含まれているのです。

こうした抗酸化物質の働きによって、プリン体から尿酸が生成されにくくなるので、痛風の悪化につながらないのではないかと考えられています。 マウスにプリン体とプラセンタエキスを同時に投与した場合には、血中の尿酸濃度が低下したという実験結果も発表されています。

プリン体が含まれているからといって、必ずしも痛風を悪化させるというわけではないのです。 プラセンタについては、痛風への影響は心配しなくてもよさそうです。