プラセンタを抽出できる動物

プラセンタは動物由来の成分ですが、すべての動物から抽出できるというわけではありません。 プラセンタを抽出できるのはどのような動物なのか、説明していきましょう。

プラセンタが抽出できるのは哺乳類

プラセンタは日本語で「胎盤」という意味です。 胎盤を形成する動物、つまり赤ちゃんをお腹の中で育てる哺乳類からでなければ、抽出することはできません。 哺乳類であっても卵生の単孔類や、胎盤が未発達な有袋類からの抽出は不可能です。

では、魚類の卵巣膜から抽出される海洋性プラセンタは何なのかというと、あくまでもプラセンタによく似た成分にすぎません。 プラセンタの特徴である成長因子が含まれていないなどの違いがあるためです。 理論的には哺乳類であれば野生動物の胎盤からでも、プラセンタの抽出そのものは可能ということになります。

ただ、野生動物の場合はどうしても衛生上の問題がつきまといますし、そもそも胎盤の入手が極めて難しくなります。 このため、医薬品やサプリメントに使用されることはまずありません。

流通しているのはどの動物のもの?

医薬品に使用されているのは人由来、サプリや化粧品に含まれているのは豚や馬、羊由来のプラセンタです。 それぞれメリットとデメリットがあります。

人プラセンタは効果が高いですが、医療機関でなければ処方できませんし、多くの場合は健康保険の適用外となるため、コストも高くなります。 注射後は献血ができなくなるのもデメリットでしょう。

豚プラセンタは原料の入手が容易でコストが安いですが、豚は病原菌や寄生虫に弱く、抗生物質投与の影響が懸念される点が問題です。

馬プラセンタは馬の免疫力が高いので安全性に不安はないですが、原料の入手が豚と比べると難しく、コストが高くなるのがデメリットです。

羊プラセンタは安全性については馬と同レベルですが、日本国内での製造が禁止されているため輸入品しか入手できず、流通量が豚や馬と比較しても少ないという難点があります。